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「日本には、統制経済の亜流がまだ残っていて、資本自由化をやると日本の経済が外国資本に占領されてしまう、といった考えが底流しているようだが、ぼくにいわせればとんでもないことなんだ。(略)うちの会社などは、いま五百億円の借金がある。(略)外国の安いカネをどんどん 入れ、仕事をさかんにしなければならない、と思う。そして、広くて立派な道をどしどしつくることだ。ぼくも晩年の事業を道路の改良に尽くし、自分の観光事業の終着駅にしたい」
堤康次郎